サマーインターン選考奮闘記
こんにちは、6月にブログ更新したいな…と思っていたけど授業が忙しすぎて結局更新できなかったじゅぎのんです。
ブログに書きたい内容は山ほどあるんですが、如何せん時間がない!中途半端な文量だったり内容の薄い記事は書きたくないので、これからもできるだけ時間を見つけて書ければいいな。
さて、今回の記事は表題の通り「サマーインターン選考奮闘記」です。この時期になるとエンジニア志望の22卒はそわそわしているんじゃないでしょうか?
割とほとんどの名の知れた会社は選考が終わっているものの、まだ選考中やエントリーができる会社も多くあるし、まだ間に合う!
22卒だけじゃなくてそれ以降に就職をする人にも備忘録としてまとめます。
応募しようとしたきっかけ
まず、僕は学部3年のころからとあるスタートアップの会社でフロントエンド開発者として長期インターンに採用されていて、今も仕事は続けています(だんだん高度になってきた)。
なのでそもそもサマーインターン自体に関してはそこまで関心がなかったんですが、応募しよう、となったきっかけはサポーターズというサービスを知ったことでした。
じゃあサポーターズをどこで知ったのかという話なんですが、それは研究室の先輩のおすすめでした。
卒研発表が終わって春休みに入り、一応進捗は出しておこうということで同期はいないけど先輩と一緒に研究室で進捗発表とかをやっていた時期があり、そのときに現M2の先輩と話しているときにおすすめされました。
最初は「なんか胡散臭そうなサービスだなぁ」みたいな感じに思ってたんですが、とりあえずプロフィール登録だけは別にしても損じゃないし一応しとくか、程度のノリで登録しました。
10社連続面談
サポーターズに登録したあと、正直そこから何したらいいのかわかんなかったので放置してたんですが、割とイベントやります!みたいなメールはちょくちょく来ていました。
そのとき偶然目についたのがこれでした。
急に呼び捨てにされたメールが届いたので、最初「は?」って思ってたんですがよく読んでみると特別招待らしく、これ参加すると追加で5000円あげます!って言われていました。
イベントの内容は企業10社と30分ずつで連続に面談して、今後の就活に生かそう!あわよくば夏のインターンの選考スキップしよう!みたいな感じです。
昼前から夜ごろまでかかるイベントでしたが、15kもらえるんだったら時給換算してもそこまで損じゃないなー、という感じだったので受けてみることにしました。ポチッ。
このメールを見たのが3月末で、4月中旬にイベントがありました。イベントでは最初に各企業の会社説明と夏のインターンに関する情報を聞き、その後一人一人別れて面談が始まるという感じです。
そのときのメモ書きはこんな感じ。
面談では、軽い自己紹介で今まで自分が何をやってきたのか概要に触れ、今後どうしていった方がいいのかとか、その会社のいいところとかを聞いていきました。
自分は学部3年からインターンをやっていますが、実際のところ真剣にプロダクト開発をしたのはReact Nativeによるネイティブアプリ開発だけだったので、そこを重点的に話し+今(面接時点)Reactでポートフォリオを作っています、という話をしました。
最初面談と聞いていたので、どこの企業も自分に対して柔らかい物言いをしてくれるんだろうな、とか思っていたんですがぜんぜんそんなことなく、割と辛辣な意見も多く来ました。
自分の主観なのでわからないですが、正直他の参加者よりかは圧倒的に自分の開発力は低く、このままだと置いていかれそうだな、と思ったのが本音です。
ちなみに一番エンジニアとしてきつかったのは、A社からの「決してじゅぎのんくんに技術力がないといっているわけではないからね」と、C社の「じゅぎのんくんはいい意味でエンジニアっぽくないので〜〜〜」でした。
どちらの企業さんもネガティブな言葉ではないのは理解できているんですが、やっぱり自分はまだまだだなぁと感じ、そこで「今のままでインターンやっていてもあんまり成長できないのでは?」と思ったことがサマーインターンに応募しようとしたきっかけになるかな。
ちなみに、そのイベントでは企業さんから面談後にフィードバックで数行の文章と一番よかった点みたいなので4つくらいのカテゴリーにわかれて評価されるんですが、
こんな感じでした。
あと、自分が他の参加者に比べて最低レベルみたいなことを書いていましたが、一応このイベントは選考があったらしく、56人くらいから18人?選ばれていたみたいです。機会をくれたサポーターズに感謝。
サマーインターン選考スタート
無事イベントが終わり、今度は各企業のサマーインターンの選考フェーズに入っていきます。
結果から言うと、応募したのは5社、書類選考落ちが1社、面談で選考落ちが2社、自主辞退が1社、そして合格が1社でした。
予定的に自分は1社インターンに参加するのが限界で、もともとから1社受かった場合は他の選考を蹴ろうと思っていたので、自主辞退はその1社です。
選考が終わった企業に関してはもう大丈夫だと思うので、具体的にどの企業でどんなことが聞かれたのか覚えてるだけ書いておきます。
1社目 Sansan株式会社
Sansan株式会社は連続面談を受けたときにもとても印象がよく、インターンがあれば是非受けてみたいなと思っていました。
面談後にイベントに特別招待され、LT会にも参加させていただき、社員の方がどんな開発フローを採用しているのかとか、今の仕事をやっている経緯だとかを説明してくれました。
インターンの内容は基本的にバックエンド寄りで、それに付随してあるといい知識としてReactやSwift,Kotlinなど、と言う感じでした。
自分はバックエンドをその時はチュートリアルをやったくらいで正直知識が全くない状態だったので、それでも選考に進んで大丈夫なのかLT会のときに伺ったところ、キャッチアップが間に合えば問題ないとのことだったので選考に入ることにしました。
印象としては、Sansanが一番エントリーシートが長かったです。他の企業はESスキップでいきなり面談のところも多かったので。
書類選考を無事に通り、次に面談となり、面談では一人のエンジニアの方とお話しました。
その方は僕の通っている電気通信大学の学部卒で、結構話しやすくてよかったです。
でも、やっぱりバックエンドの知識がほぼ0に加え、インターンができる期間もそこまで長くない(自分の希望としては2週間だった)ので、もしかしたら厳しいかもね、という話をして終わりました。
Sansanの面談はそこまで技術的な面を聞かれるわけではなく、インターンに参加できる日程とかキャッチアップできそうか、みたいな話中心でした(あと自分がめちゃ質問してた)。
案の定落ちました。
2社目 株式会社DeNA
もともとDeNAは受ける予定がなかったんですが、部活の練習をしているときに急に電話がかかってきて、なんだと思ったらDeNAの人事の方で選考受けませんか、という内容でした。
受けるだけならタダだしと思って快諾、その週末に面談をしました。
結論、DeNAが一番技術的に強そうで自分には手が届きそうにありませんでした。
今まで面談しかやってこなかったので、とくに聞かれたことスラスラ答えれば問題ないでしょ、と言うイメージで面接に挑んだんですが、
- 今開発しているプロダクトで大変だった場面、それをどうやって切り抜けたのか?
- 今開発しているプロダクトはなぜその言語を使ったのか?技術選定のポイントは?
- 自分で問題解決に向けて具体的にやったことは?
- 今注目しているOSSは?なぜそのOSSに注目しているの?
- もしインターンに採用されたらどんなことを得て終わりたい?
基本的にこんな感じのことを聞かれ、OSSは「えっ…とぉ……AR.jsですかね…僕は近い未来スマホってなくなると思っててー、ARの技術って今すごく注目されているじゃないですか…もし眼鏡型デバイスとかになったとき、ARは今より大事なものになると思うんですよ…AR.jsはウェブでARが表現できるんですけど、まだ発展途上な部分も多くて注目してます」
という切り抜け方をしました。スマホがなくなるとはあまり思っていません。
DeNAの面接が一番緊張しました。でもこれらの質問がうまく答えられるくらい開発をいっぱいすれば、DeNAも夢じゃないのかもな、という若干の希望も持てたので面接してよかったです。
まあ落ちました。
3社目 DMM.com
書類選考で落ちました。
4社目 レアゾン・ホールディングス
面談イベントのときに、ここの方にじゅぎのんさんはうちにぴったりだと思う、ということで、React Nativeでのアプリ開発を唯一10社のなかでやっている企業がレアゾンHDでした。
React Nativeのつらいところとか、逆にコストが低くていいこととか共感する話ができてとてもよく、インターンの選考もメールで進んでいきました。
その後人事の方と面談があり、そこで「今選考中の他のインターンにいきたかったらそっちを優先してもらってもかまわない、うちは時期にかかわらずいつでも受け付けているので他の企業にいった方がいい場合もある」という話をされ、ちょうどそのとき選考中(合格した企業)だったので、一旦止めておいてもらいました。
その後、無事に別の企業の方で合格がいただけたのでそこで連絡をして夏期間でのインターンは辞退、ということになりました。
人事の方との面接は技術的なことは全く聞かれず、日程のことや業務内容のこととかのみのお話だったのでスムーズに進んでいた印象です。
5社目 株式会社VOYAGE GROUP
こちらの企業はイベント後にES提出が免除になる期間があり、そこで選考に混ざろうかな〜〜とか思って他の企業の選考に頭を回していたら、いつの間にかES免除の期間が終わっており、やべえ!!と思いながらもワンチャンこれメールすれば免除で大丈夫じゃないか?と思い、期限がすぎた翌日にメールでオナシャス!と送ったところ、快くES免除を受け付けてくれました(この時点で選考は本気で挑むと決めた)。
選考としてはエンジニアの方・人事の方と面談があり、その後適性テスト?アンケート的なものに答え、その後参加の可否を聞かれると同時に合格の通知が渡されました。
エンジニアの方はとても柔らかい感じの方(DeNAとかに比べると)で、僕が今まで作ってきたものに対して的確なアドバイスをしてくれました。
個人的には面談イベント前から作っていたポートフォリオサイトが完成していたことがおおきかったと思います。
1人目のエンジニアの方とは長期インターンでやってきた内容(React Nativeでアプリ開発をしてきたこと)を中心に、難しかったことや大変だったこと、よかったことなどを聞かれ、flutterというのもあるからみてみるといいよ、というアドバイスをいただきました。お恥ずかしながら自分はflutterというものをそのときまで知りませんでした。
2人目のエンジニアの方は、1人目の人と違う話をしていいよ、といっていたのでせっかくならと思いポートフォリオサイトを一緒にみながら自己紹介をしました。そのとき、自分はES免除だったものの多分サポーターズの自己紹介欄のところがまんまESとして渡されていて、当時開発中だったURLを向こうに送っていて、面談をやるまでは向こうのURLでは真っ白の画面が表示されていたっぽく、
「あ、ちゃんと表示されるように完成しているんだね!もしなにかしらエラーで表示できていなかったら今ここでペアプログラミングしようと思ってたんだよ」
と言われました。それはそれで面白かったかもしれないけど、完成したものを見せることができてよかったです(ポートフォリオに関してもブログ書いていないので書きたい)。
あと、自分が採用される決め手になったのか?と思う点は、「今まである程度複雑な開発をしてきているものの、チーム開発を経験したことがない」という点です。
ここのインターンでは講義と開発に別れていて、開発ではチーム開発が行われます。なので、結構チーム開発の経験が聞かれるんですが僕はそれがありませんでした。
そこを逆にアピールして、「このインターンだと今まで経験できなかったチーム開発が経験できるのでここがいい」といったところ、なるほどね〜、という感じで納得してもらえました。
2名のエンジニアの方と面談した後は人事の方と面接がありました。今までの他の企業とは少し違った質問をされました。例えば
- 今までで一番情熱を注いだものは?
- 今一番はまっているものは?
- 他人からみた時、あなたの短所はなんですか?
- なにかのリーダーになって動いたことはありますか?
など。幸いにも僕は陸上競技部で主将をやっていたし、陸上に情熱を割と注いでいたし、プリパラにはまっていたし(これはガチで人事にプリパラにはまってるんですよっていった)、比較的スラスラと答えられてこっちも楽しかったです。
プリパラの話をしたとき、あっやべぇこれはドン引きされたか!?と思いましたが、「え〜!すごい、そんな深いストーリーなんですね!みたくなりました!」(お世辞)といってもらえて嬉しかったです。
その後、適性テストというかなんか心理テストみたいな紙に記入してください!みたいなのがきて、その数日後に電話がかかってきました。
日程に確実に参加できるか確認された後、ではじゅぎのんさん、合格です!とテンション高めで言われ、僕もテンション高めでまじっすか!ありがとうございます!と返しました。
そのあと数時間(いや数日)はテンション高めでした。
総括
そんな感じで今にいたります。ということで、8月はサマーインターンに参加してきます!そこでは自分がまだ触れたことのない言語やチーム開発が経験できるので、確実に自分の糧になると思っています。
もしコロナウイルスのこの状況じゃなかったら、部活で夏のインターンには行けていませんでした。そのことを考えると、ポートフォリオを作れたことやインターンの選考に入れたこと、採用されたことはやっぱり巡り合わせだなと感じます。
今できることを全力でやっていくので、部活も研究も仕事も一切手を抜かずにこれからも頑張ります!
インターンが終わった後はきっと報告記事があがるので、乞うご期待です。長くなりましたが、応援よろしくお願いします!