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勉強したこと、趣味のこと。

一日だけ社会人になった話

こんばんは。インターンで作っていたアプリが無事完成しましたじゅぎのんです。

詳しくはここでは言いませんが(twitterを見ればわかるけど)デザイナーさんとエンジニアさんの協力のもと、僕が大方開発をさせていただいたアプリが無事iOS版・Android版共にリリースされました。めでたいです。

先日の記事で一通り書き記したいことは書けたので、今回は新しいプロジェクトの話になります。

一日だけ社会人になった

実は先日、僕もランニングシューズや陸上スパイクで大変お世話になっている某スポーツメーカーの本社に行ってきました。

というのも、その企業ではベンチャー企業と協力して新しい事業を立ち上げたいという考えの下プロジェクトを立ち上げたらしく、僕のインターン先はランニングブームがきている(?)ためそのメーカーと関われるならと応募したところ、数ある企業の中から僕のインターン先がそのプロジェクトに携わる1社に選ばれました。

その選ばれた会社の顔合わせ的な集まりが先日行われ、僕はインターン先代表として社長とその企業の本社に乗り込んだ、という話です。

そんな大事そうな集まりにインターンが行っちゃっていいのかって話なんですが、僕自身興味があったし、きっといい経験ができると思ったので参加しました。

一言でいうと社会人ヤバいです。

大事な日に限って遅刻する

その日は授業と研究室のゼミがあったため、本来なら2~5限が埋まっている状態でした。しかし僕は有能なので、しっかり仕事をしつつも4限で研究室の用事を切り上げ、なんとかギリギリ集合の時間に間に合う電車に乗ろうとしました。

しかし。なんでこういうときに限って電車って止まるんですかね。京王線が人身事故で運転見合わせになっていました。

正直そこまで焦ってはいなかったのですが、社会人になったらこういう仕方ないことでも怒られなきゃいけないのかな…と若干憂鬱な気分になってしまいました。あと電車がこむのが憂鬱でした。

会社に到着

本来の集合時間から20分遅れて会社に到着。まず会社入口の自動ドアが開かない。インターンの社長にはロビーで待っててと言われたけどまずロビーまでたどり着けなくて笑う。

立ち往生していると、お姉さんが中側から扉を開けてくれて、○○(会社名)さんですか?と聞かれた。アッアッ…ソウデス

ちなみにスーツを来ているので、一応周りからは社会人とみられているんで…しょう。髪染めてるけど。明らかに新人の顔だけど。

あんまり覚えてないけど7階くらいまでエレベーターで上がる。エレベーターが開くともうすでに企業の方が説明を始めていて静かにインターンの社長の元へ。

そこからがとにかく緊張の嵐でした。

はじめての名刺交換

僕は社会人ではないのでもちろん名刺なんて持ってないわけで、どうするのかな〜と思っていたら一週間前くらいに「おぎじゅんくんの名刺作るよ笑」と言われ、謎の肩書きが設定された。(ここで肩書き名をいうと完全にバレるので伏せますが)

軽いノリで作成された名刺だったけど、ちゃんと交換する機会が来てしまった。

一通り企業の説明が終わり、各ベンチャーの会社説明が終わった後、会社ごとにまとまって企業のかたとミーティングをするタイムになりました。

まずはテーブルにいる担当の社員と交換。アッ…○○のオギジュンデス…ッス…(スッ

名刺交換ってこんなに緊張するものなんですか?ここまでくると明らかに場違いなことを理解します。周りは明らかに30を超えた人ばかり、隣の会社は比較的年の近い人はいたけどおそらく4年くらいは離れてるだろうなって感じ。

そのあとも次々と偉い人が名刺交換しにくる。もう精神やられるからやめてくれ。交換した人の中には取締役って書いてある金色のロゴの入った名刺もあった。

集まりが終わった後に社長に名刺交換初めてだったことを話すと、「そっか笑 たしかにすごいぎこちなかった笑」と言われました。ンアーーーー!!!

他の会社がすごい

僕のインターン先はARを売りにしている会社なので、今回のプロジェクトもARでせめていったんですが、他の会社は多種多様なジャンルからせめていてとても面白かったです。

そしてやってることがほんとに面白い。全然この企業と関係ないんじゃないの?と思うことでもすごいうまく結びつけていて、これこそ文系のウェイパワーなんやなぁと思う。社長にも耳打ちで「ちょっと俺たち来ちゃいけないとこに来ちゃったかもね」と言われる。社長…。

話を聞くだけなのに

各会社その企業と次の集まりまでにしなきゃいけないことをまとめたり、現状の会社の進捗を話したりする時間がまあ1時間程度あって、基本的に僕はその話をずっと聞いていたわけですが(なにを話したらいいのかわからないので)、久しぶりに時間が進むのがクッソ遅く感じました。

ここまで遅いのは大学1年生の時のファミレスのキッチンのバイト並かそれ以上です。体は常に緊張してるし、話も堅いしめちゃくちゃ息苦しかったです。

でも不思議と「早く帰りたい」とは思いませんでした。居心地の悪さはあるものの、会社同士の話は実際のビジネスの話で、これから僕のインターン先が実際にその企業と組んで新しいプロジェクトを始めるその準備の段階を知れることはとてもいい経験になりました。(正直にいうと帰りたさは若干あった)

そんなこんなで話を聞きながら今回の集まりは終了に向かいます。

ベンチャー企業のよさ

集まりが無事終了し、会社を出た瞬間大きなため息がでました。めちゃくちゃ息苦しかったけど、数時間社会人になれた経験は大きいなと感じていました。

帰りに社長と話をしていたんですが、やっぱりベンチャーのいいところは自分からチャレンジできるところだよ、と。

自分からなにか新しいことをしたい、なにかを作りたいって思って動けるならベンチャーはすごくおすすめ、と言われました。

それは会社云々の問題でもなくて、僕がインターンを始めたのだって勉強したいから動いた結果だし、そこから最近いろんなことを勉強し始めた(Node.jsだったり)のも、もっとデキるエンジニアになりたいと思ったからで、やっぱり向上心って大事だなって思いました。

もし今のインターンをやってなかったらこんな経験してないわけだし、やっぱり思った時には即行動が大事だなって思います。

今後の僕のインターン活動はこのプロジェクトを中心として動いていきそうです。






社長と駅の途中で別れ、中央線。中野から最寄駅に向かう途中ふと窓を見ると自分の姿が映っていました。

スーツ姿。若干疲れてる顔。

社会人になりたくねぇ。