カレイドスターに見る、夢を目指す意味
皆さんはカレイドスターというアニメをご存知でしょうか。カレイドスターは2003年にテレビ東京にて放送されていた夕方アニメです。
16年前の作品ということで知っている人は多くないと思いますが、めちゃくちゃ感動してしまったのでその魅力を少しでも皆さんに伝えたいと思いブログを書いています。
カレイドスターとは?
『美少女戦士セーラームーン』、『おジャ魔女どれみ』などを手がけた佐藤順一によるオリジナル作品。日本ではあまり馴染みのないサーカス(参考にしたのはシルク・ドゥ・ソレイユ)を舞台にしている。(Wikipedia)
「カレイドショー」という現実にはないサーカスのスターを目指して日本からアメリカに来た主人公苗木野そらが、カレイドスターになるまでのサクセスストーリーです。
4クールアニメですが2クールで1部と2部に別れており、前半では現カレイドスターでそらの憧れであるレイラ・ハミルトンに並ぶカレイドスターを目指すストーリー、後半ではその後のそらについてのストーリーとなっています。
プリティーリズムシリーズやアイカツ!シリーズではスターアイドルになることを目標として、特にプリティーリズム オーロラドリームやレインボーライブ、アイカツスターズ!などはスポ根要素が比較的多いストーリーでしたが、カレイドスターはそれを上回るスポ根アニメです。絵柄からはうかがい知れないパワーを持ったアニメでした。
なぜおすすめなのか
このアニメを特におすすめしたいユーザーは、プロになるつもりはないけど力を注いでいるものがある人です。
僕のように一つのスポーツを年単位で続けていたり、趣味の範囲を超えて頑張っている物事がある人におすすめしたいです。
それが何故なのかというと、
物事を極めるということにはどれほどの覚悟が必要なのか?
何故自分はそこまで頑張っているのか?
を改めて考えるきっかけになると思ったからです。
例えば僕は、小学5年生から陸上競技をはじめて現在12年目くらいになります。
それでも現在の進路希望はエンジニアであり、陸上と深い関係はありません。
もちろん大学を卒業してもクラブチームに所属することもできますが、陸上競技で飯を食っていこうと思ったことは一度もありません。
では、なぜ僕は陸上競技を続けているのでしょうか?それは陸上が好きだからです。
厳密にいうと、陸上競技で自己記録を更新することで過去の自分を超える体験が直接的に経験でき、他のものに代えがたい喜びを得ることができるからです。
皆さんの中にもきっと、そういった続ける理由を改めて考えるまでもなく継続している好きなこと、やりたいことがあると思います。
「カレイドスター」では苗木野そらと自分、カレイドショーと陸上競技を自然に比較して、今まで見てきた中でも類を見ないほど感情移入のできるストーリーであったため、僕はおすすめしたいと思いました。
第一部 (1話〜26話)で思うこと
子供のころに両親と見に行ったカレイドショーに憧れていたそらは、中学卒業後単身でカレイドショーのあるアメリカに行きます。
慣れない外国、到着直後荷物の盗難というアクシデントに得意のアクロバットで対応するそら。そこである男に目をつけられます。
トラブル続きで採用試験に遅刻してしまい、面接を受けることなく不合格になってしまうも、トラブルの時に遭遇した男の指示でなんといきなりステージにあがることに。
いきなりの本番に戸惑うそら。
「やってやれない事はない。やらずに出来たら超ラッキー!やるとなったらやるしかない!ない!ない!」というそらのモットーで、ぎこちないながらもなんとか本番のショーを成功させます。
1話のストーリーはだいたいこんな感じです。
プリティーリズム オーロラドリームを見ている人は「え、それ春音あいらとジュンのこと??」となるかもしれません。
オーロラドリームを視聴したことのある方はもうこれでわかるでしょう。今すぐdアニメストアでカレイドスターと検索してください。
まず僕が感心したのは、憧れを現実にするために自ら行動し憧れの世界に飛び込む勇気をそらが持っていることです。
どんな職業に就きたい、どんな夢を叶えたい、どんな人になりたい、そういった目標なり夢は多くの人が持っていると思いますが、それに対してみなさんは行動できていますか?
僕が陸上を始めたのは小学校の先生(恩師)の誘いが最初でした。
実際、その先生の助言や行動がなければ僕は陸上競技をやっていなかったかもしれません。
中学卒業と同時にわざわざ言葉の通じないアメリカに飛ぶのは相当の覚悟があったことでしょう。
作中でも語られていますが、サーカスの専門学校はそらの世界では日本に全然ないとのこと。
調べてみたところ、現実の日本にはサーカスの専門学校は一つしかないみたいです。
なぜそこまでの覚悟を持てたのか?それは序盤でわかります。是非直接みて確かめてみてください。
そんな怒涛のぶっつけ本番があったあと、カレイドショーのオーナーであった謎の男ことカロスによりそらの入団が決定します。
しかし、その入団はハッピーエンドではなく、これからそらに襲いかかる試練の幕開けだったのです…というところですかね。
同期からの妬み・僻み、大先輩・他サーカスとの友好関係のもつれ、サーカス存続の危機など、つらいことがそらに多く降りかかります。
それをどう乗り越えるのか、是非実際に見て欲しいです。
そんなそらの成長と、自分の今までの過去とが合わさって本当に泣けます。
第二部 (29話〜51話)で思うこと
第一部で一つの目標を達成するそら、そして第二部ではそらの本当の夢はなんなのか、というテーマに入ります。
ここで詳細に書くことはできませんが、プロとしての世界に入るそらは、
「他人と争って役を勝ち取らなければいけないこと」「それによって傷つく人がいること」「それを知ってもなお進まなければいけないこと」がどれほど重いことなのかを痛感します。
おそらくここが趣味とプロとを分ける境目なのではないかと僕は思います。
「好きなだけではこの世界生きていけないよ!」みたいなこと現実でもよくいうと思いますが、本当にそうなんだろうか?という疑問がテーマになっています。
信頼してくれる先輩や同期、期待してくれる友達や家族、その期待に裏切ることはできない自分、でも裏切ることになってしまう自分の本当の気持ち。
どうすることが自分にとっての一番いい選択なのか?答えはカレイドスターにあります。
夢を目指す意味
ここまでしっかりとオタク語りしてきましたが、いかがでしょうか。カレイドスターが少しでも面白そう、と思っていただけるとありがたいです。
夢というのは生きていく上で大きなモチベーションになると思います。
叶わない夢だとしても、その夢に向かって努力することに意味はあると思いますし、成功失敗関係なく努力したことは次に繋がります。
僕はまだ二十数年しか生きていないのでこんなこという身ではないですが。
僕はカレイドスターを見ることで夢に対するモチベーションがガン上がりしました。
みなさんも、是非カレイドスターを見て夢を追いかけるきっかけにしてはいかがでしょうか。